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▼ セーブデータに関するあれこれ ▼



「お気の毒ですが…」
SFCの電源を入れたとき、不気味な音楽と共に「お気の毒ですが冒険の書○は消えました。」と出るときほど恐ろしいものはない。
今までの苦労が全て水の泡となり、せっかく今までかけてきた時間も全て無に帰してしまう。
このせいでDQ6全クリを投げ出した人は多いのではないだろうか?
そこで今回は、「冒険の書」は何故消えるのか。少しでも消えにくくするにはどうすれば良いのかを書いていこうと思う。


何故冒険の書は消えるの?
電源を入れてゲームが起動した時にプログラムが冒険の書、いわゆる「セーブデータ」のチェックを行ないます。
そのチェックの過程でセーブデータが破損している場合、そのセーブデータを削除してしまいます。
その時に画面で「お気の毒ですが…」と表示されます。
もし、チェックエラーで破損していないはずのセーブデータを誤って“破損している”と判断されたケースの場合、「お気の毒ですが…」と表示される前に電源を落としてしまえば削除されずに済むので、冒険の書が消えない可能性があります。(あくまで可能性です。必ずではありません。)
前項の記述はあくまでも“チェックエラー”の時の場合のみであって、本当にセーブデータが破損している場合はどうあがいてもそのデータは復活しません。

あと、カセット本体に与える“ショック”も冒険の書が消える大きな原因です。
カセットロムは、それ自体が精密機器です。精密機器こそ些細なショックでおかしくなりますよね?
カセットを落としてしまったり、物がぶつかったり...等のショックで簡単に冒険の書は消えてしまう事があります。
くれぐれもカセットの取り扱いには注意しましょう。

ところで、SFCカセットのバックアップはどのように保存されているのでしょうか?
実は、カセット内部に“ボタン電池”が内蔵されていて、電源を落とした後は電池からの電源供給によってセーブデータが保持されているのです。
(PSのメモリーカードは電池が要らないフラッシュメモリタイプのメモリーなので、セーブデータが消えにくい)
もしこの電池が何らかの理由(故障・電池切れ 等)で使えなくなった場合は、どう頑張ってもセーブしてもすぐにデータが消えます。
以前はメーカーによる電池交換サポートが受けられましたが、現在は終了していて、電池が切れたり故障した場合はメーカーによるサポートを受けることが出来ません。
もし電池切れ等でセーブが出来なくなったら、自力で修理するか、DS版を購入するしかないようです。


冒険の書を消えにくくするには…?
はじめに断っておきますが、ここで紹介している方法はあくまで少しでも冒険の所が消える確率を減らすための予防方法であり、確実に冒険の所が消える事を防ぐ方法ではありません。

(1)カセットにショックを与えない
些細なショックでも冒険の所が消える可能性があります。ですので、ショックを与えるような事はできるだけしないようにしましょう。
例えば、「友達の家でプレイするからカセットを持ち出す。」ような事はできるだけ避けましょう。
持ち出して運ぶ場合、どんなに気をつけても微妙なショックが加わり、冒険の所が消える可能性が高まります。

(2)全クリまでは本体に刺しっぱなしにする
(1)に関連することですが、カセットを抜き差しする時に少なからずショックを与える事になりますので、それを防げます。
加えて、SFCの場合はカセットを入れ替えた後に電源を入れると、ゲームが起動しない事が多多起こります。
その都度カセットを刺し直して電源を入れなおす…という作業を延々と繰り返すと、冒険の書が消える場合があります。
そのリスクを回避するためにも、一度本体にカセットを刺したら、全クリまでは刺しっぱなしにしておきましょう。

(3)全クリまで極力毎日プレイする
私の経験から、長期間(1ヶ月程度)プレイしないで、久しぶりにプレイしようとすると冒険の書が消えます。
長期間のインターバルをおいた後にプレイすると冒険の書が消える可能性が高まります。
ですので、一度プレイし始めたら、長期間のインターバルをおかずに、できるだけ毎日少しずつでもプレイする事を心がけましょう。
(あくまで長期間の未プレイ期間をおかないようにして欲しいだけであって、毎日必ずやれ!っと言っているわけではありません。)

(4)保管に気をつける
全クリ後もやはり苦労して築き上げたデータは残しておきたいもの。また、全クリ前でもやむを得ず長期間プレイできない場合は、やはりカセットの保管方法には細心の注意を払うべきだ。
理想はカセットの箱に入れておいて、棚の中など 外部からの衝撃がほとんど無い場所に入れておくこと。
しかし、中古品だったりすると箱が無かったりするケースが多いはず。その場合は、100円ショップなどで売っている「MDボックス」「CDボックス」等のプラスチックボックスに入れて保管すべきだ。何しろ“埃を防ぐ”のと“ショックを防ぐ”のが目的だ。繰り返すが、カセットは精密機器だ。金属部に大量の埃がついたまま電源を入れると、接触不良の為にセーブデータが消える可能性がある。
間違っても、カセットを裸のまま平積みにして置くような事がないようにしよう。

ちゃんと気をつければ案外データは消えないものだ。セーブデータがよく消える人ほど カセットを乱暴に扱っている人だったりする。もし心当たりのある人は、この機会にカセットの扱い方についてもう一度考え直して欲しい。


どうしても冒険の書が消えない環境でプレイしたい!!
SFCのカセット共通で言える事ですが、カセットROMのバックアップはいつ消えてもおかしくありません。
それこそ、近い将来“電池切れ”でセーブ不可能になる事だって充分あります。
でもやはりSFCのゲームをプレイしたい!!そういう時はどうすればよいのか?
まず、考えられるのは「SFC用の外付けのバックアップメモリー」を使う。
これはマニアックなゲーム専門店などでないと手に入らないだろうし、そもそもSFC自体が廃れているこのご時世、これを入手するのは至難の業でしょう。

現在もっとも確実なのは「DS版ドラゴンクエスト6をプレイする」です。
2010年1月28日に発売した、DSリメイク版ならセーブデータが消えるようなことはほとんど起こりません。
(マジコン使用など非正規のプレイの場合は除く)
細かな部分はSFC版と異なりますが、シナリオやシステムはSFC版と同じです。
プレイの快適さもDS版になって向上しているので、是非ともDS版を購入してみてはいかがでしょうか?

『DSリメイク版にはない魅力がSFC版にはあるんだ!!』と思っている方など、どうしてもSFC版をプレイしたい場合は、最終手段「エミュレータを使う」が挙げられます。
エミュレーター(通称“エミュ”)とは、端的に言ってしまえば「パソコンでSFC等のゲームをプレイするソフト」です。
やろうと思えばPSPでもSFCソフトが遊べるようになります。

ただし、エミュはしばしば著作権問題が関わってきてしまいます。
今のところエミュそのものには違法性は無いとのことですが、ゲームソフトのデータ(通称“ROM”)の入手方法によっては違法になります。エミュを使って遊ぶ場合はその点についても充分勉強してから使うようにしてください。
エミュについては各自で調べて勉強してから使いましょう。
なお、2010年1月1日から著作権法が改正され、違法ファイルをダウンロードする行為自体が違法となったようです。もしROMファイルをダウンロードした場合、違法となる可能性が高いようですので注意しましょう。

当サイトでは、エミュやその他改造に関する質問は一切受け付けません。


▼ エミュで「はぐれの悟り」が手に入らない? ▼



エミュプレイでの意外な落とし穴
『エミュでプレイしていますが、エンディングを最後まで見たのに「はぐれの悟り」が手に入りません』。
こんな経験をされた方は意外と多いのではなかろうか。
そういう方は下記の点を特に注意すれば入手できるかも…?
(申し訳ございませんが、筆者自身確認しておりません。)

・クイックセーブ&ロードを使うとダメっぽい
折角「The End」まで見てフラグが立ったのに、クイックロードしてしまうとフラグが消えてしまうようです。
エミュを常用する方に多いようですが、ついついセーブ&再開をエミュ側の機能である「クイックセーブ&ロード」に頼ってしまいがちですが、ラストバトル直前はキチンと教会でセーブしておきましょう。
「The End」を見た後、エミュのリセット(例えば『SNEShout』なら「ファイル」→「Reset(R)」)をして、直前にセーブした冒険の書から再開すれば「はぐれの悟り」が無事入手できるはずです。

(もしこれでもまだ『はぐれの悟り』が入手できない場合は報告ください。)





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